【NBAスター選手が決死の暴露】「スポーツは大衆支配のためのツール」! 米国の絶対タブー、社会を操る“闇のシステム”の全貌とは!?

warotter(ワロッター)

NBAstar_1

イメージ画像:「Thinkstock」より

「メジャースポーツは大衆支配のためのツール」――。現役のNBA人気選手の爆弾発言が物議を醸している。

■差別と分断と格差がはびこるアメリカ社会を痛烈に批判

平昌五輪の話題でにぎわう昨今だが、オリンピックをはじめ各種スポーツの国際大会であるワールドカップやチャンピオンシップなどは、普段それほどファンでなくとも耳目を奪われるイベントになるものだ。

1年を通して何かしらのビッグイベントが行われるスポーツ界だが、先日、こともあろうに人気・実力ともに申し分のない現役のNBAプレイヤーが「スポーツは大衆コントロールのためのメカニズムである」と発言して注目を集めている。

米マサチューセッツ州ボストンの米プロバスケットボールNBAのチーム、ボストン・セルティックスに所属する若干21歳のバスケットボール選手、ジェイレン・ブラウンはその実力もさることながら、NBAリーグにとっても彼自身のためにとってもいささか問題があると思われるほど“頭が良すぎる”選手としても有名だ。

sportmechanism1.JPG
The Guardian」の記事より

かくも知的なジェイレンは先ごろ、スポーツライターのドナルド・マクレー氏のインタビューを受けてその胸中を赤裸々に語っている。プロスポーツ選手という立場からは普通に考えてスポーツを振興・奨励するのが筋だと考えるのが一般的だが、ジェイレンはインタビューの中でスポーツは大衆支配のための道具であると大胆に指摘している。

「スポーツは大衆コントロールの仕組みであり現実に機能しています。人々がスポーツに触れることができなければ、彼らは社会の中での自身の役割に大きな失望を味わうでしょう。そして、貧困や飢餓といった不公平への怒りとストレスがさらに増大します。もしスポーツがなかったら、子どもたち半数が何をすることになるのかわかりますか?」(ジェイレン・ブラウン)

確かに大規模なスポーツイベントの開催時には、政治や経済の話題は二の次という事態を招き得るだろう。そしてジェイレンのこの発言は単にスポーツを批判しているのではなく、アメリカ社会そのものへの批判であるようだ。50年前からアメリカ社会は勝つ者が勝ち続け、負ける者が負け続ける社会であり、人種差別を含めて今も何も変わっていないことをジェイレンは痛烈に批判している。

「ある人々が勝つ必要があり、ある人々が負けなければならないというアメリカ社会の基本的な考え方があり、これを実現させるための装置が整っています。ある人々は国会議員や政治的エリートになる必要があり、またある人々は刑務所の収容者やファストフード店従業員にならなければなりません。これこそがアメリカの仕組みです。それは人々を上下に振り分けるシステムなのです」(ジェイレン・ブラウン)

■「トランプは人種差別主義者に本音を話しやすくした」

英紙「The Guardian」の紙面に掲載されたロングインタビュー記事では、ジェイレンが育ったジョージア州のマリエッタで人種差別がまだまだ根強く存在していることを主張している。

NBAstar_2.jpg
イメージ画像:「Thinkstock」より

「人種差別は間違いなくアメリカ全土に存在します。もちろん状況は大きく変わってきました。私が差別される機会は、50年前よりずっと減っているでしょう。したがって人種差別がなくなった、あるいはもはや存在しないと考える人もいます。しかし、それはより戦略的に隠されています。(黒人の)あなたのそばに来て、あなたに特定のことを言う人は今は少ないでしょう。しかしドナルド・トランプは、人種差別主義者にその本音を話しやすくしました」(ジェイレン・ブラウン)

アメリカンフットボール(NFL)のコリン・キャパニック選手は2016年8月の試合前の国歌斉唱の際に起立を拒否し、「黒人や有色人種への差別がまかり通る国に敬意は払えない」と人種差別への抗議を表明して物議を醸した。キャパニック選手を批判する声も多かったのだが、当時の所属チームであるサンフランシスコ・フォーティナイナーズとNFLは声明で、「演奏中に選手たちが起立することを奨励するが強制はしない」とアナウンスした。

キャパニック選手は昨年フリーエージェントになったのだが、この一件が影響しているのか、どのチームにも所属する機会を与えられずに1年を棒に振っている。そしてトランプ政権発足後、人種差別に反対するNFL選手らが再び試合前の国歌斉唱で起立を拒否するケースが増えてきたのだが、これにトランプ大統領は「クビだ!(You’re fired!)」と厳しく批判。なんとも不本意なことに、21世紀に入って十数年が過ぎた今日のアメリカで、再び人種差別問題が強く意識されてくる事態を招いているとも言える。

「私はこの顛末にショックを受けていません。(2017年に)コリンはNFLに戻ろうとして、別のチームを見つけようと動きました。もちろん彼はそれが十分に可能な実力を持っています。しかし私には彼がゲームオーバーであることがわかりました。(コリンを獲得することで)誰もメディアの注目を浴びたくなかったし、あえてリスクを負うこともなかった。“彼ら”はたぶんコリンを排斥したいと考えたのでしょう」(ジェイレン・ブラウン)

sportmechanism2.JPG
The Neon Nettl」の記事より

ジェイレンのメッセージは為政者側にとってのスポーツイベントが持つ“大衆コントロール”機能を指摘することで、まさに現在のアメリカ社会の分断と格差の固定化を声高に批判していると言えそうだ。とすればオリンピックイヤーであればこその“気づき”をもたらす話題ということになるかもしれない。
(文=仲田しんじ)
参考:「The Guardian」、「The Neon Nettle」、ほか

引用元:トカナ

この記事を読んだひとは、こちらも読んでいます